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【体験談】最初は触らせてもくれなかったロシアンブルーがストーカー化した話

【体験談】最初は触らせてもくれなかったロシアンブルーがストーカー化した話

我が家に初めて迎えた猫は、ブルーの毛並みが美しいロシアンブルーでした。静かでクール、そして何より美しいその姿に一目惚れして家族に迎え入れたのですが、当初の彼女の態度は想像とはかけ離れたものでした。

迎え入れた当初のクールな一面

お迎えしたばかりの頃、彼女は極度の警戒心を持っていました。ケージから出てくることすら稀で、こちらが近づこうとすると、あっという間にケージの奥へと隠れてしまいます。名前を呼んでも、ただじっとこちらを見つめるだけで、尻尾を振ることも、喉を鳴らすこともありませんでした。まさに「クール」という言葉がぴったりでした。

食事や水の交換、トイレの掃除といった最低限の世話をする際も、彼女は常に緊張した面持ちで、私の動きを一点で見つめていました。まるで、いつ襲ってくるか分からない捕食者と対峙しているかのようでした。抱っこはもちろん、撫でることすら許される雰囲気ではありませんでした。

「ロシアンブルーはクールで独立心が強い」とは聞いていましたが、ここまでとは…と、少し不安になったほどです。しかし、その美しい姿を見ているだけで癒されるものがあり、根気強く接することを誓いました。

日々の努力と変化の兆し

私は、彼女のペースを尊重することにしました。無理に触ろうとせず、ただ静かに同じ空間にいるように心がけました。ケージの近くに座って本を読んだり、テレビを見たり。彼女が安心して過ごせるように、静かで穏やかな環境を整えました。

最初の変化は、私がケージから離れた時に現れました。私が部屋を出ようとすると、ケージの扉にそっと顔を近づけ、私の様子を窺うようになったのです。その瞳には、まだ警戒心はありましたが、ほんの少しの好奇心も垣間見えた気がしました。

次に、私が部屋にいる間、ケージの中からでも私の動きを目で追うようになりました。私が座っていれば、彼女もケージの中で丸くなって休む。私が立ち上がって移動すれば、彼女もそっと顔を上げてこちらを見る。そんな風に、少しずつですが、私の存在を意識してくれるようになったのです。

そして、ある日。私が床に座ってリラックスしていた時、ケージの扉がわずかに開いていることに気づきました。恐る恐る様子を伺うと、彼女がケージからそっと顔だけを出していました。その瞬間、心臓がドキッとしました。これは、私への信頼の第一歩だと感じました。

徐々に距離が縮まる日々

ケージから顔を出すようになった彼女は、徐々にケージの外に出る時間が増えていきました。しかし、まだ触れることはできません。私が近づこうとすると、さっと物陰に隠れてしまいます。それでも、以前のようにケージの奥に隠れることはなく、少し離れた場所から私の様子を伺うようになりました。

この頃から、彼女の「ストーカー化」の片鱗が見え始めます。私がリビングでくつろいでいると、彼女もそっとリビングに入ってきて、少し離れた場所で丸くなって眠るようになりました。私がキッチンで作業をしていると、ドアの隙間からそっと様子を伺い、私が部屋を出ていくと、後を追うように私が出ていった部屋へ移動します。まるで、私の行動を監視しているかのようでした。

最初のタッチと喉鳴らし

そして、ついにその日が来ました。私がソファでくつろいでいると、彼女がゆっくりと近づいてきました。そして、そっと私の膝の上に前足を乗せたのです。その瞬間、私は息を呑みました。恐る恐る手を伸ばし、彼女の背中を優しく撫でてみました。すると、驚くことに、彼女は逃げもせず、むしろ気持ちよさそうに喉を鳴らし始めたのです。

あのクールで触らせてくれなかったロシアンブルーが、私の手で撫でられ、喉を鳴らしている。その光景は、私にとって何物にも代えがたい感動でした。この日を境に、彼女は徐々に私に触れられることを受け入れるようになり、撫でられるのが好きになりました。

ストーカー化の本格化

一度心を開いてくれた彼女は、驚くほどの甘えん坊に変身しました。私が家にいる間は、常に私のそばにいます。私がソファでくつろいでいれば、私の膝の上や隣に座り込み、離れると「ニャー」と催促する声が聞こえてきます。私がパソコン作業を始めれば、キーボードの上に乗ってきて作業の邪魔をします。仕事の電話をしていると、私の顔をじっと見つめ、時折顔を擦り付けてきます。

トイレに行く時も、必ずついてきます。ドアの前でじっと待っていたり、ドアを開けて中に入ってきたり。お風呂に入っている時も、ドアの前で鳴いていたり、隙間から様子を伺っています。まるで、私の行動すべてを把握していないと気が済まないかのようです。

日常の「ストーカー」行動

彼女のストーカーっぷりは、日常のあらゆる場面で見られます。

  • 私が座っている場所の近くに必ず陣取る
  • 私が立ち上がると、目で追う、または後を追う
  • 私が何か作業をしていると、邪魔をしに来る
  • 私が寝ていると、顔の近くで寝る、または顔を舐める
  • 私が外から帰ると、玄関まで迎えに来て、しっぽを擦り付けてくる
  • 私が誰かと電話をしていると、興味津々に顔を覗き込む

時には、私がどこへ行くにもついてくるので、少し息苦しさを感じることもありますが、それも彼女なりの愛情表現だと理解しています。彼女が私を信頼し、甘えてくれている証拠だからです。

まとめ

最初は触らせてもくれなかったロシアンブルーが、今では私の行動を常に把握していないと気が済まないほどの「ストーカー」になりました。この変化は、彼女の警戒心の強さゆえに、一度信頼を得るのに時間がかかった反面、一度信頼を得ると、その愛情表現が非常に濃厚になった結果だと思います。

今では、彼女のストーカーっぷりは、私にとってなくてはならない日常の一部です。彼女の存在が、私の生活に彩りと癒やしを与えてくれています。もし、猫を飼っていて、なかなか懐いてくれないと悩んでいる方がいれば、根気強く、猫のペースに合わせて接することが大切だと伝えたいです。いつか、きっと心を開いてくれる日が来るはずです。